車椅子収納式移動型PCR検体採取BOXを開発しました(5/19 更新)

 本学では、八戸平和病院からの依頼を受け、黄金城官网_黄金城赌城-赌博网站医療現場支援の一環として、車椅子収納式移動型PCR検体採取BOX(Boxer Type Move)を開発しました。開発は、工学部工学科の浅川拓克准教授、同学科4年の駒井南海さん、地元企業である㈱大和エンジニアリング、㈱ZAXの「医工連携はちのへSTYLE」で行われました。
 PCR検体採取BOX Boxer Seriesは、過去に4種類が開発され実用化に至っています。これらは、八戸市立市民病院の今明秀院長や八戸平和病院の佐藤正昭医師に監修していただき、本学工学部教員と工作技術センターが中心となり、地元企業も参加し開発しました。

 5月12日(木)は八戸平和病院にて、今回新たに開発したBoxer Type Moveの完成発表を行いました。同病院から、「車椅子のまま移動可能な検体採取BOXを」という依頼があり始まった取り組みです。
 浅川准教授は、自身の研究室に所属しCAD設計技術に長けた駒井さんに、図面の作成を任せました。CADデータや医療者へのプレゼン用の模型作りを担当した駒井さんは、「大学で学んだスキルを活かした取り組みが、地域医療への貢献となりとても嬉しい」と話しました。八戸平和病院の医師や、実際に検体採取BOXを製作した㈱大和エンジニアリングなど、関係者からの指導も勉強になったとのことです。
 八戸平和病院によると、Boxer Type Moveはすでに運用を開始しており、黄金城官网_黄金城赌城-赌博网站以外の感染症が疑われる場合にも活用できるといいます。
 本学は今後も、地域医療を支援する取り組みを続けてまいります。

(2022年5月13日 掲載)

●2022年5月13日(デーリー東北)
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(デーリー東北新聞社の許可を得て掲載しています。)

(2022年5月16日 追記)

●2022年5月16日(東奥日報)
新聞記事はこちらからご覧いただけます。
(東奥日報社の許可を得て掲載しています。)

(2022年5月19日 掲載)